「次のハロウィンは、何になろうかな?」と、1年中わくわくしている娘です。
毎年行われる近所のイベントは、自分とは別の生き物に、「変身できる機会」なのかも。
今年はやっぱり...
夏にはすでに「アライグマにする!」と、希望が決まっていました。
といっても、着ぐるみを着たいわけではありません。
(「アライグマの女の子」のイメージかな?)
ネットでかわいらしいドレスセット(←アライグマをイメージしている)を見つけ、娘に勧めたものの、いろいろと、違うらしい...
そういう訳で、作ることになりました。😨
最初に予定していたのは、ボアで作るベスト&スカートのセット。
それぐらいなら、大変ではないかな、と思いつつ。
耳としっぽは、「アライさん」変身用に作った物を使うことにしました。
娘に手書きイメージを見せて、OKが出たので、材料の準備にかかりました。
素敵なボアとの出会いで、予定変更
毛が長くリアルなボアを使うことが娘の希望でしたが、そういうのは、大抵手触りはゴワゴワです。
でも、手触りもまあまあ柔らかく、多色使いで毛皮っぽいボアを、とうとう見つけました。
ただ...値段が他の生地よりは高い!
ハロウィン用だけでは、もったいなくて買えないかな...。
でも、娘が気に入らないならば、作っても無駄な努力になってしまう!
悩んだ末、前開きポンチョ型の、上着を作ったらどうかと思いつきました。
コートとしても使えそうだし、袖の部分が広く、コートの上から羽織ることもできそうなので。
![]() ふかふかあったか♪『Warm Fake fur≪ウォームフェイクファー≫』約150cmワイド幅アクリルフェイクファー素材:表毛の部分アクリル100%ベース部分ポリエステル100%生地幅:約150cm/エコファー/ |
↑ こちらのホワイトブラウンにしました!幅が広く、1m分で足りました。
材料を揃えて...
ボアでの失敗は許されないので、まず、裏地で作ってみました。
↑ ファスナーを載せてみたところ。シックな森の動物柄です。
この形で大丈夫そうなので、ボアで同じ形を作り、ファスナーを付ける順序や、裏地と縫い合わせる方法は、作りながら考えていくことにしました。
ボアを切るときには、ハサミの先を使って、毛の根本、生地本体を切るようにします。
切っているときのゴミが少なくなるし、縫い合わせた部分の毛の出かたも自然になるので。
購入したときの切り口。 ↓ 毛ごとばっさりだと、こうなります。
娘の希望通りか確認しつつ...
ボアを並べ、「ここはこうするね」「この方がいい?」などと、希望を聞きながら作業を進めました。
私は内心、「本当に完成するのかな?」
「なんでまた、こんな大変なことを引き受けてしまったんだろう...?」
なんて、(娘がいないときには→)悲壮感を漂わせながら、制作に励んだ約1週間。
完成しました!!
素朴な木の留め具などで、前を閉めたかったのですが、娘はファスナーが良いとのことで。
しかも、おなかのあたりを白くしたいという希望を取り入れ、このようなデザインにしました。
あまりにも、ケモノっぽかったので、袖口にレース、首元にもボアをつけ、少しだけかわいく...。
スカートは、イベント当日の10月31日に作りました。
こちらは、残りの生地でできる範囲の物を、考えながら作りました。
うしろ姿は、まさにアライグマ!