『インターステラー』考察④ [ラストシーン]クーパーの行動(1)

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映画『インターステラー』は大好きなのに、「最後が残念😟」という方がいらっしゃるようですね。

私も最初は、「これでハッピーエンドと言っていいのかな?」と、少し心配になりました。

クーパーが自己中心的に見えて、「迷惑をかけているのでは?」と・・・

今回は、その点について書いていきます。

ラストについて、モヤっとされている方は、ぜひ読んでみてくださいね。

クーパーは泥棒?

娘のマーフとの再会後、ラストシーンは、次々と慌ただしく切り替わりました。

クーパーは、TARS(人工知能ロボット)を従えて宇宙船に乗り込み、エドマンズの星を目指しました。

アメリア(ブランド博士)を助けるためですね。

でも、夜の間に、人目を避けてコソコソと出発したので、「許可なく勝手に旅立った」ということが分かります。

「クーパーが、そんなことをするとは・・・」と、がっかりされた方も多いはず。

宇宙船を盗んでいるように見えますから。

「人類を救うことに貢献したから、何をしても良いと思っているのでは?」と受け取られてしまいそうな行いです。

 マーフの提案

でも、クーパーをアメリアの所に向かわせようとしたのは、マーフなのです。

そもそも、アメリアがエドマンズの星にいることを、マーフはどのようにして知ったのでしょうか?

クーパーからの情報

父娘の再会時、クーパーが「あれは(←メッセージを送ったのは)俺だったんだ」と言い、マーフが「知っていたわ」と応えています。

四次元空間で、クーパーは重力のデータ以外の情報は送っていない、ということですね。

あの時、自分が存在していた時代・場所のことを伝えていないのです。

となると、同じ時にアメリアがエドマンズの星に向かっている、ということも伝えていなかったと思われます。

そして、クーパーが宇宙ステーションに着いて意識を回復してから、「アメリアのことも報告した」と考えるのが自然でしょう。

(映画・小説共に、触れられていませんが。)

アメリアがエドマンズの星に向かったことを、マーフは、クーパーからの情報で知っていたのだと思います。

アメリアからの通信?

クーパー達の乗っていたエンデュランスは、ワームホールを抜けた後、地球に向かってメッセージを送信できない状態でした。

(受信のみ可能だったので、地球の人達からは、飛行士たちの安否が確認できない状態。)

アメリアが通信できるとしたら、エドマンズの星に着いてから、そこにある発信機を使うしかありません。

エドマンズからの連絡も途絶えていましたが、その理由は「エドマンズが亡くなっていたから」であり、発信機自体が無事であった場合のみ可能ですね。

ラザロ計画の11人の通信装置には、「居住の可能性」を知らせる機能のみ備わっているのかもしれませんが、途絶えていた連絡が復活すれば、それはアメリア以外には考えられません。

このようにして、宇宙ステーションに移動した人類が、エドマンズの星から何か受信できたら、「アメリアがそこにいる」と確認できることになりますが・・・

マーフの判断

でも、そのような内容は一切描かれていないので、「アメリアからの通信は無い」と考えて良いと思います。

クーパーにとっての「大ニュース」が省略されるはずがないからです。

マーフは、「アメリアは、きっとたどり着いている」と信じて、クーパーをエドマンズの星に向かうように勧めた可能性が高いかと。

でもそれは、ただの憶測ではなく、説明のつかない第六感のようでもありました。

再会後、クーパーと別れる直前のマーフは、老衰で亡くなりそうな状態でした。

その口から発せられる言葉は、普通の人間には感じられない何かを知っているかのようでもあったのです。

(科学者としての長い人生経験からくる知恵かもしれませんが・・・?)

 

長くなってしまいました。😔

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