1月にレンタルしたディスクの中で、最初に観た映画です。
2002年アメリカ制作・公開なので、アリソン・ ローマンは22歳頃。
主人公アストリッドの15歳頃から19歳頃までを演じています。
前の記事で書いた通り、もともとエミリア・クラークが好きな私は、彼女とアリソン・ロー マンの共通点を探しながら観ていました。😉
エミリア・クラークとアリソン・ローマンについて ↓ www.spicy-chai.com
(映画を観てから、ここから先は読んでください!↓)
本当に似ているじゃない!と感じるのは私だけ・・・?
1番目の里親(ロビン・ライト)の家にいる頃、金髪ロングヘアー+薄化粧で、 デナーリス姿のエミリア・クラークに、かなり似ていると感じる箇所がありました!🙂↓
*その家に初めて来た日の夜、外で実母(ミシェル・ファイファー)を想い、泣いているシーン
*里親を続けられないと言われ、自分を追い出さないように と、里親を説得するシーン
エミリア・クラークよりも線が細いかな?
映画を観ながら、アリソン・ローマンの魅力に、ますますはまる私でした。😆
奥行きのあるシーン、そして「母との対決」
原作が良いのでしょうが、映画でも、それぞれのキャラクターの思いや行動が、きめ細やかに描かれていて、映像として表現されているシーンに奥行を感じました。
クライマックスは、アストリッドの「母との対決」ですね。😠
実母ときっぱり縁を切り、3番目の里親(スヴェトラーナ・エフレモヴァ)+別の里子2人で、すさんでいるけれども精 神的には自由な生活を送っていたときです。
母の弁護士が、裁判で母に有利な証言を、アストリッドに させようと訪ねてきて・・・
アストリッドには、昔から気になっていることが幾つかありました。そのことについて、母からまともな答えをもらうチャンスは今しかない! 🙁と 思ったのでしょう。
証言をする約束の代わりに、自分の質問に答えるようにと、母親に取引を持ち掛 けます。
①まず、父親のこと・・・そして母から聞かされたのは、↓
・アストリッドが生まれて半年で、母子を捨て、出て行った。←悔しくて隠していた。
・アストリッドが8歳の時に会いに来たが、母が会わせず追い返し た。←娘の気持ちは無視 。
②次に、アニーという女性(アストリッドがよく肖像画を描いているが、名前と顔だけしか分からない人)のこと・・・↓
・アストリッドが幼い頃に、(母が子育てから逃れたくて、)娘を置き 去りにした家の女性。
・母が、約1年後に迎えに行くまでアストリッドの世話をしてくれ ていた。
母の告白は、言い訳がましいものでした。😕
アストリッドの言うとおり、母は全部自分の都合ばかり優先させて きたのです。
元恋人のバリーを殺害したことも、それで娘がどうなるかなど、全く 考えていない身勝手な行動でしたから。
これまでと同様、自分は悪くないと開き直る母に、アストリッドは 、「すさんだ生活をしている自分を元に戻したかったら、(偽りの) 証言なんてさせないで」と対決します。
自分自身(母が刑務所から出ること)を犠牲にしてでも、娘(の人生 )を優先できるのか?という、究極の選択を突き付けたのです。😟
その場で即答できなかった母は、自分の身勝手さや、自分で信じようとしていたほど、強くて立派な母親ではな いことに、初めて気付いたのかもしれません。
結局、裁判の日に、母が娘に証言をさせないと決め、やっと母の束縛から解放されたアストリッド。🙂
幼い頃置き去りにしたことを話しながら、涙を流した母は、 本当は自分自身に甘く弱い、母親としては普通の女性だったのかも。
そして、証言をさせなかったことで、自分が理想とするような強い 母親になろうという意思を見せたかったのかな?
(もしかしたら、 母親のプライドが優先しただけかもしれないけれど・・・)
気持ちのいいハッピーエンド
つらい生活の中での唯一の希望は、青少年用施設(マッキニー・ホール)で出会った、ポール(パトリック・フュジット)という少年の存在です。😮
里子として行く先々で、アストリッドの服装や髪型ががらりと変わりますが、外見は気にせず、しつこくない程度に寄り添ってくれていました。
アストリッドが唯一心を許し、頼ることができる相手と出会えたことで、「自分勝手な母親の束縛からの解放」だけではない、未来への希望が感じられるハッピーエンドになったと感じました。😃